開催趣旨

第47回全青司群馬全国研修会
実行委員一同

「探究」ができるまで

 当初、我々実行委員会は、「民主主義」について考える全国研修会を検討しました。民主
主義の名の下に多数派支配的に物事が決められていく世の中に対して危機感を持ったからです。
 我々実行委員会は、民主主義について勉強するため、本を読み漁りました。そして、「民
主主義は、言うほど良いものでない」という結論に至りました。民主主義は多数決による
意思決定をルールとするために、どうしても少数派の意見が表に現れないという欠点があ
るからです。これは民主主義とは良いものであると思い込んでいた我々実行委員会にとっ
て衝撃的でした。
 そこで思ったのです。思い込みを捨て自分の中の常識を疑うこと、どこかおかしなとこ
ろはないか常に「探して」「究める」ことが必要なのではないかと。かくして、テーマは「探
究」にしようということになりました。

何を「探究」するの?

 第47回群馬全国研修会( 以下、「本研修会」という)において、皆様には、次の二点を
探究して頂きたいと考えております。
 第一に、「正しさ」の探究です。司法書士は法的視点から「正しさ」を判断しがちです。
しかし、人にはそれぞれ価値観や考え方があり、事情も異なります。そのため、それぞれ
の「正しさ」は一致しません。まずは、多様な「正しさ」を知り、「正しさ」とは何たるか
を探究して頂きます。
 第二に、物事の判断基準は「正しさだけで良いのか」について探究して頂きます。我々
はどこまで行っても人間です。機械ではありません。人間には感情、人間臭さというもの
があります。そしてそれがために、物事は「正しさ」だけでは判断しきれない側面があり
ます。そこで、A I のように感情等の人間臭さを一切排除して「正しさだけ」で物事を判断
することは果たして正しいのかについて探究して頂きます。
 本研修会は、以上二点を探究して頂ける全体会・分科会をご用意致しました。本研修会
が、全ての方のこれからの司法書士人生の一助となれば幸いです。

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